AutoCADで3D機械製図三面図作成

AutoCADでモデルを作成したファイルのモデル空間からレイアウト1に切り替えます。初めにページ設定を行いましょう、新規作成で、PDF出力でA4サイズのモノクロにします。

新規作成したページ設定を現在のレイアウト1に割り当てます。

レイアウト1のページ設定が割り当てられました、現在あるビューポートは削除しておきます。

モデル空間に戻り、表示スタイルはワイヤフレーム変更しておきました。作図標準を設定します、ここでは機械製図の第三角法で書く準備をすると思ってください。コマンドでVIEWSTDを入力

作図標準ダイアログが出るので、第三角法を選択します。詳しい説明は省きますが、日本では第三角投影法で図面を描きます。

表示パネルのベースでモデル空間から生成を選択します。モデルの軸受をレイアウト1に第三角法で図面を生成するという意味です。

モデルを選択して、レイアウトのレイアウト1を入力

画面がレイアウト1に切り替わります。ベースビューが生成されています、モデルを正面から見たビューです。ベースビューを用紙の左下に設置します。

続いて、右側面ビューを生成してベースビューの右側に配置します。位置は任意で構いません、後で変更できます。

次に平面図ビューを自動生成し、ベースビューの上側に配置します。これで三面図が完成です。

三面図が完成したので、右斜め上にアイソメビューも配置しましょう。アイソメは立体形状がよくわかります。

一通りビューを配置して図形の完成です。ビュー毎に隠線処理や縮尺も変更可能です。

アイソメビューを隠線処理をします。ビューを選択して隠線処理

スタイルの可視線を選択します

これで終了です、アイソの隠れ線が不可視になっています。

他のビューもスタイル変更が必要であれば都度変更してください。

正面図に注釈を記入します、ビューに直接書き込みます。文字スタイルと寸法スタイルはAnnotaitiveにして注釈尺度をオンにしておきましょう。機械製図では通常データムがあるため、このような直列寸法は記入しません。今回はデータム無しのため、この記入方法としました。ここは注意が必要です、寸法公差がない場合に限ります、、、そのような工業製品はありませんが。

続いて右側面図にも注釈を記入します、機械製図は必要最低限の寸法のみ記入します。建築図面のようにダブって二重寸法を入れることや計算で求められる寸法は記入しません。円の中心線も記入しておきます。

平面図にも注釈を記入します、ここでも中心線も記入します。

AutoCADの寸法記入はJIS規格とは異なる入り方をする事もありますが、今回はこのままにしておきます。

必要であれば図面枠の画層を作り、レイアウトに直接描きましょう、今回はA4の図面枠です。第三角法のアイコンなど詳細は省きます。

アイソメ付き三面図の完成です、線の太さなどは画層プロパティで確認します。ベースビューを生成した際に自動で画層も追加されています、確認しましょう。必ず図面は印刷して紙の状態で確認します。